2018年に日本を訪れた外国人観光客は3,000万人を突破しました。2011年と比べると約5倍の人数です。このように急激に伸びているのには理由がありますので、今回はその理由について検証してみましょう。

 

 

理由1:世界全体で海外旅行をする人が増えている

まず日本に限らず、世界中で海外旅行をする人数が増加傾向です。UNWTOによると、2018年は2011年の約1.4倍の人数が海外旅行をしています。

2011年:約10億人

2018年:約14億人

ただし、前述の通り、これだけでは日本が5倍伸びた理由にはなりません。

 

理由2:和食の人気

2013年に和食はユネスコ無形文化遺産に登録されました。また和食に限らず、美味しくて健康的な食事を安く食べられる店が日本にはたくさんあります。

 

 

理由3:日本文化への興味を持つ人が増えている。

神社やお寺、日本の田園風景など、日本文化に関心を持つ人が増えています。柔道や剣道、茶道などがキッカケになった人も居れば、アニメやマンガ、ゲームがキッカケになった人も居ます。

 

理由4:アジア諸国の経済的成長

アジア諸国の経済成長に伴い、経済的余裕をもった人が、海外旅行に行くようになりました。そして、距離が近い日本を海外旅行先に選ぶ人が増えました。

 

理由5:円安の進行

USドルとの為替Rateは、2011年に対ドル最安値を記録した時は約75円でしたが、2019年7月29日(記事執筆時)は約108円です。

当時と比べ、日本の物価は3割安く感じられる状態ですので、買い物をしたい人にとってはとても有利な状況です。

 

理由6:LCCの普及

LCCが普及し、海外旅行に安く行けるようになりました。特にLCCは短距離や中距離を得意としますので、アジア圏から安く来られるようになりました。

 

理由7:国の政策

観光ビザの要件を緩和したのも理由の1つに挙げられます。ちなみに、日本政府は2020年に4,000万人、2030年に6,000万人という目標人数を掲げています。

 

理由8:リピーターが多い

観光庁のデータによると、外国人観光客の61.4%が、訪日回数2回目以上のリピーターで、特に、台湾、香港では10回以上日本を訪れているリピーターが2割程度を占めているそうです。

ちなみに、私は「この10年間で日本に50回以上旅行に行った」という台湾の方にお会いしたことがあります。平均すると1年で5回日本旅行をしている計算ですから、ほとんどの日本人より多く日本を旅行していることになります。

 

日本に行ったことが無い人は、日本に旅行に行きたい理由を、日本に行ったことが有る人は、また日本に旅行に行きたい理由を、を教えて頂けると嬉しいです。

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