前回、「日本に旅行に来る外国人が増えている8つの理由」というテーマでも書いたように、日本に旅行に来る外国人は増えています。一方、日本人のパスポート保有率は25%で、先進国の中で最も低い水準です。

 

日本のパスポートは、世界189もの地域に、ビザなし、または、アライバルビザで行けるため、世界最強のパスポートと言われています(*)。それにも関わらず、なぜこんなに低いのでしょうか?それには、幾つか理由がありますので、今回はその理由を検証してみましょう。

 

(1)島国だから

日本は周囲を海に囲まれた島国です。隣の国と陸路では繋がっていませんので、飛行機や船で行かなくてはなりません。

車で気軽に行くことが出来ませんので、心理的にも、金額的にも、ハードルが高いです。

 

(2)安全面の不安

日本は治安が良い国です。

このため、海外で危険な場面に遭遇することを心配する人は、今でもいます。

 

(3)長い休みを取りにくい

ヨーロッパの国の方とお話をしていると、1か月もの夏休みを取っている方は少なくありませんね。

しかし、一般的な日本人の夏休みは1週間程度ですので、海外をゆっくり旅行して回るという計画は立てにくいです。

 

 

(4)日本国内にも見どころがたくさんある

日本は、北海道から沖縄まで縦に長い国です。また四季がハッキリと分かれています。

そのため、日本国内でも、場所やタイミングによって、まったく異なる雰囲気を味わうことが出来るので、わざわざ海外まで行かなくても良い、と考える人も居ます。

 

 

(5)日本が快適だから

これは特に若い人に多いのですが、「日本が快適で、安全で、安くて、食事も美味しいから、わざわざ高いお金と時間を使ってまで、海外に行きたいとは思わない」という意見も多いです。私自身は、若い時にバックパッカーをしていましたし、お金と時間を使ってでも、自分の世界観を広げていくことが大切だと思っていましたが、最近は上記のような考えの人が増えているようです。

 

 

皆さんの国では、パスポート保有率は何パーセントですか?

 

出典:https://www.henleypassportindex.com/global-ranking 

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