会議の内容についていくのが大変なのは、以下のような理由があります。
(1)複数の人が話す
(2)話の展開が不規則
(3)業界知識等、理解するための前提知識が必要
(4)スピードが早い
(5)固有名詞、略語が多く出てくる
(6)会議のためのリスニング教材が無い

それでは、上記の理由毎に対策を考えてみましょう。

(1)(2)については、会議の性質上、変えることは難しいでしょう。しかし、聞き取りやすいように会議の運営を工夫してもらえる可能性があるかも知れません。ダイバーシティが進んでいる会社では、そういった工夫を積極的にしてくれる可能性があります。上司や先輩に相談してみましょう。

(3)については、別の記事で紹介したように、業界知識を増やすためには業界紙を読むことをオススメします。

(4)については、ゆっくり話して貰えば分かるのであれば、スピードトレーニングが有効です。
日本語の音声教材は、通常、学習者でも聞き取りやすいように、ハッキリとゆっくりと話しています。それに慣れてしますと、実際の会議がとても早く感じるでしょう。そこで、音声教材を聞くときに、1.25倍や1.5倍で聞いてみましょう。また、レッスンを受けている人は、先生に「会議の内容についていけるように、早く話して下さい」と頼んでみるのも良いでしょう。

(5)固有名詞や略語については、何が出てくるかは事前に予測するのは困難でしょうから、未習語を減らす努力が必要です。もし、知らない固有名詞や略語が会議で出てきたら、同僚や先輩に教えて貰い、それをメモとして蓄積していきましょう。また、「~~業界 用語集」と検索すると、自分の業界でよく使われる業界用語が紹介されているかも知れません。一度、調べておきましょう。

(6)については、会議で話される内容は部外者には公開されませんので、会議のための勉強がしにくいという特徴があります。
そこで、もし可能であれば、会議をボイスレコーダーで録音して、それを聞き直すという練習も有効です。(この方法は通常会社に許可を取る必要があります。)
もしそれがNGなら、会議の内容に似ている音声や動画を探すのが良いでしょう。自分のビジネスに関連するパネルディスカッションだとYoutube等にアップされているかも知れません。
試しに「パネルディスカッション」で検索したところ、次のような動画を見つけました。

「マイクロソフト×NewsPicksビジネスセミナー/パネルディスカッション」

「「エンゲージメント」を高めて「強い組織」をつくるには?」

「【パネルディスカッション】Web API でビジネスをスケールする方法:コチラ現場です!」

どれも再生回数は多くは無いのですが、会議に近いやりとりを聞くことが出来ますので、よろしければご覧ください。

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