先日発売されたNewsweek日本版に「世界が尊敬する日本人100」という特集がありました。

イチロー(元MBLプレーヤー)や大坂なおみ(プロテニスプレーヤー)などのスポーツ選手は世界的に有名ですが、特定の国では知られているものの、他の国ではまったく知られていないという人もたくさんいます。そこで、今回は、この特集で選ばれている人物の中で、私が気になった3人を紹介します。

 

近藤麻理恵(片付けコンサルタント)

2010年に日本で「人生がときめく片付けの魔法」という本がベストセラーになり有名になったコンマリこと近藤麻理恵。今年2019年1月にNETFLIXで彼女の番組Tidying Up with Marie Kondoが放送されてから、海外でも一気に有名になり、最近では「Konmari」が「片付ける」と意味で使われることも増えました。彼女の主張は「物を捨てる前に物に感謝しよう」「自分がトキメク物だけを残そう」というもので、単なる片付けのハウツーではなく、ライフスタイルの考え方そのものを変えた人も多いです。

 

是枝裕和(映画監督)

映画好きな人ならすでに知っている人も多いと思いますが、2013年に『そして父になる』はカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し、2018年に『万引き家族』は最高賞であるパルム・ドールを受賞しました。是枝監督の作品には、ハリウッド映画のような派手さはないのですが、家族の人間関係を描いていて、考えさせられることが多いです。また一般的な日常会話が多いので、日本語の勉強にも役立つと思います。

 

 

稲盛和夫企業経営者

京セラやKDDIの創業者である稲盛氏は、日本航空(JAL)が2010年に会社更生法の適用を受けた際、政府からの要請で再建を任され、JALの会長を無給で務めたことでも有名です。さらに、そこからわずか2年で営業利益2,000億円というV字回復を果し、経営の神様と呼ばれている人物です。稲盛氏の経営理念を学ぶ経営者向けの経営塾「盛和塾」はブラジル、アメリカ、台湾、韓国、シンガポールにもあり、彼の著書は中国でもよく売れているそうです。

 

今回の特集は「世界が尊敬する日本人100」というものでしたが、真逆の企画として「日本が尊敬する外国人100」があった際に、皆さんが選ばれることを楽しみにしています。私も、日本語を勉強してくれている皆さんにもっと貢献できるように頑張ります(^^)/

Social Media