日本のシェアリングエコノミー
June 14, 2018
Airbnbが日本の法律に違反する物件の予約を全て取り消したことが話題になったり、シェアリングエコノミーにはまだ様々な問題があると言われています。しかし、まもなく上場するメルカリを筆頭に、シェアリングエコノミー自体は日本でも伸びていますので、今回は日本の主要なシェアリングエコノミーサービスを紹介したいと思います。
シェアリングエコノミーは、一般的に、物のシェア、スペースのシェア、スキルのシェアの3つに分類されます。(分け方は諸説あります。)それぞれの代表的サービスは次の通りです。
(1)物のシェア
メルカリ:フリマアプリとして日本で一番有名。
ラクサス:月額6,800円でブランドバッグが使い放題。若い女性に人気。
Air Closet:月額6,800円でプロのスタイリストが選んだ3着が送られてくるサービス。
Anyca :個人間で車の貸し借りが出来るサービス。
イニシャルDというマンガを好きな人ならこちらの車を運転してみたいのではないでしょうか?
またワイルドスピードという映画で有名になったこちらの車も人気がありそうですね。
※Anycaの利用には日本で発行された運転免許証が必要。国際免許証は不可。
(2)スペースのシェア
スペースマーケット:パーティ会場、会議室、撮影スタジオなどの貸し借りをするサービス
Akkipa:駐車場の貸し借りをするサービス。
ecbo cloak(エクホ クローク):コインロッカーには入らない大きなスーツケース等の荷物を一時預かりしてくれるスペースを紹介するサービス。英語、中国語、韓国語にも対応。
DogHuggy:愛犬家に大切なペットを預けられるサービス。ペットホテルの代わりに使う人が多い。
(3)スキルのシェア
個人のスキルや空いている時間を提供するサービスですが、家事や肉体労働を提供する人もいます。主に次のようなサービスがあります。
TimeTicket、Any+Times、Coconala、Street academy
また、海外在住の日本人ガイドとのマッチングに特化したトラベロコというサービスもあります。
外国人の皆さんは意外に思われるかも知れませんが、一般的な日本人は「有償の貸し借り」に慎重です。(困っている人に対して親切に接してくれる人は多いかも知れませんが。)シェアリングエコノミーは個人間のやり取りのためトラブルを心配する人も多いです。そのため、「多少高くてもやっぱりプロに頼もう」と考える人が多いです。
(1)の多くは「プロが提供するサービスと比べても遜色なく、しかもお得」なので私の周りでもユーザーが増えていますが、(3)で紹介したサービスを使っている人はまだ多くはありません。(2)で紹介したサービスについては、ユーザーや使用頻度が限られますが、特定のユーザー・タイミングにおいては強い需要があるかも知れません。
どのシェアリングエコノミーが流行るかは、規制の問題だけではなく、その国の国民性も大きく影響しそうですね。
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