「授業は予習をしたうえで受けた方が良い」というのは、皆さんも何となくは理解している事でしょう。

 

でも、いつもシッカリ予習している人は、それほど多くはありません。

私は、これはとてももったいない事だと思っています。

なぜなら、予習をしないで損をするのは、学校でも講師でもなく学習者だからです。

時間だけではなく、お金も損します。

 

次の3パターンでそれぞれどんなレッスンになるか考えてみましょう。

(1)予習をシッカリして授業を受けた場合

(2)予習を少しして授業を受けた場合

(3)予習をまったくしないで授業を受けた場合

 

(1)予習をシッカリして授業を受けた場合

授業で講師は、予習で分からなかったことだけ説明し、残りの時間はすべて、応用練習やロールプレイといった学習効果が高い練習に使える。また、教科書に書かれていないことについて講師が解説したり、学習者の環境や好みに応じてカスタマイズした練習も出来る。

 

(2)予習を少しして授業を受けた場合

授業で講師は、教科書に書かれていることの解説をしたり、応用練習やロールプレイといった学習効果が高い練習に、少し時間使える。

 

(3)予習をまったくしないで授業を受けた場合

授業で講師は、語彙や文法について1つずつ説明しなければならず、それだけで時間が過ぎてしまう。予定していた箇所が終わらず、次回も同じ箇所をやらなければならない。

 

上記の3パターンを、よりイメージできるように、数値化して説明してみます。(※これらの数値は、話を単純化するために用いた仮定のものです。)

 

1レッスンで学べる学習量を

(1)150

(2)80

(3)40

と仮定します。

 

そして、仮に、1つのコースを終了するのに必要な学習量の合計が2000だとすると、それぞれ必要なレッスン数は次のようになります。(学習者の習熟度に応じてレッスンが進む場合)

(1)13.3レッスン

(2)25レッスン

(3)50レッスン

 

そして、仮に、1レッスンが10ドルだとすると、1つのコースを終了するのに、必要なコストは

(1)133ドル

(2)250ドル

(3)500ドル

となり、(2)は(1)の1.875倍、(3)は(2)の2倍、(3)は(1)の3.75倍もの授業料を払わなくてはならなくなるのです。

 

誰もが、時間もお金もセーブしたいですよね?だから私は予習をシッカリすることをオススメします。

しかも予習をしてきた方が、応用練習やカスタマイズした練習が出来るので、レッスンが楽しくなる効果もあります。

 

あなたは「コスパが良くて楽しいレッスン」と「コスパが悪くてつまらないレッスン」のどちらを選びますか?

 

 

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