この質問への答えは、技術革新のスピード、正確性などの影響を受けますが、それ以上に、皆さんがコミュニケーションについてどう考えるかに関わる問題だと思います。そこで、私なりの考えをお伝えします。

私はコミュニケーションには2種類の目的があると考えます。一つはタスク遂行のため、もう一つは関係構築のためです。前者には、報告、依頼などが含まれますが、これらは自動翻訳で済むかも知れません。特にチャットやメールなど、文字化されるコミュニケーションでは自動翻訳の精度は高くなってきています。しかし、後者のためには、相手の文化や思考なども理解できた方が良いです。そして、そのために、その言葉を習得することが有益で役に立ちます。言葉は文化の一部と言われている理由はそこにあるでしょう。
ですから、日本人とより良い関係を構築したい人にとっては、どれだけ自動翻訳の精度が高くなっても日本語を勉強する意味はある、というのが私の考えです。

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