2020年7月4日に九州地方を中心に降った大雨のせいで44人が亡くなりました。特に熊本県の被害が大きく、球磨村という場所にある老人ホームでは14名もの方が亡くなってしまいました。

 

最近は異常気象の影響もあってか、観測史上最大の雨量を記録することが珍しくありません。また、日本各地には川があり、全国に洪水リスクがあると言えます。日本は、これから台風シーズンを迎えますので、このタイミングで、ご自身がお住まいの地域の洪水リスクを確認しておくことを強くお勧めします。

 

洪水リスクは、国土交通省が運営するハザードマップで確認することが出来ます。

https://disaportal.gsi.go.jp/

 

このサイトでは、自分が住んでいるエリアの「洪水リスク」「土砂災害リスク」「津波リスク」を確認することが出来ます。地図を開いて、自分の住んでいる地域にカーソルを合わせるだけで、上記のリスクがどれだけあるかが分かるようになっています。

 

そして、このハザードマップの精度は極めて高いと言われています。

2019年10月に大型の台風のせいで起きた長野県の洪水も、洪水リスクが高いと示されていた場所でした。そして、今回熊本で起きた洪水も、ハザードマップで危険と示されていました。

 

左のグーグルマップの赤いポイントは、14名が亡くなった老人ホームがある場所です。そして、右の画像は同じ場所の洪水リスクを示したハザードマップです。老人ホームのある場所がピンク色になっており、1020mもの洪水が起こる可能性を示しています。

 

そして、こちらの画像は、同様に左にグーグルマップ、右にハザードマップを並べたものですが、東京近郊にも洪水リスクが高い場所がたくさんあることが分かると思います。

(右側の青いポイントは2015年に茨城県で起きた洪水の場所で、ここもリスクが高いと表示されていました。)

 

ぜひご自身とご家族の命を守るために、一度ハザードマップで確認をして下さい。

 

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